刑事手続での差押

差押とは、国家権力により特定の物や権利について、一般人の事実上または法律上の処分を禁止して確保することをいいます。差押にはいくつかの手続きがあり、一つは民事手続きです。この手続きでは、債権者の権利を実現するために、国が債務者に対し、動産・不動産・債権などの財産の処分を禁止することを指します。民事手続きは、原則として競売や強制管理などの強制執行に入る前の段階の措置です。
一方、民事手続き以外の措置として刑事手続きがあります。この手続きでの差押とは、物の占有を強制的に取得する処分のことを指します。対象となるものは基本的に証拠物になりますが、犯人逮捕に伴う無令状での差押の場合、犯人が所持していた武器や逃走用具などの差押も可能となっています。捜査段階での差押では、原則として裁判官が発する令状によって執行が可能となりますが、法律に法った犯人逮捕の現場での差押では、令状の発令を待たずとも可能です。
刑事での手続きでは、検察官または検察事務官、司法警察員が創作差押許可状の発付を、刑事訴訟法218条3項に基づき、裁判官に対して請求することができ、裁判官はこの請求を受けて令状を発付します。このようにして、刑事の手続きによる差押が実行できるのです。

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